CB1300のコーナー



POP.TSUNEBOUさんの長年の経験を生かし、チューンUPパーツを
ただ単に取り替えていくのではなく、ノーマルの性能を最大限引き出しながら
最適なパーツをチョイスしていきます。
また、車体やエンジンに発生するトラブルやクレームなどもご紹介していきますので
一読の価値があると思いますょ〜っ!


ライディングイングインプレッション

1 車体がでかいので誰もが振り向く
2 ベースエンジンがX4なので加速がいい
3 長距離運転でもお尻がいたくならない
4 車体が重くて立ちゴケしそうになる(重心位置が以外に高いのでは)
5 高回転型エンジンではない(レッドゾーンの設定が低い)ので
フル加速時は、エンジンがすぐにレブってしまう
6 通常の走行におけるフロントサス&リアサスの作用および前後の
サスバランスに違和感はないのだが、高速コーナーに関してはちょつと
違ってくる。まずフロントが硬すぎて跳ねる。またリアは逆に軟らかすぎて
車体の沈み込みがフロントサス以上に大きくバンク角が浅くなり、
フロントタイヤに対してリヤタイヤが酷使した状態になってしまう。
結果的には思った以上にアンダーになってしまうと共に
ステップがすりやすくなる。初心者でも扱いやすいようにリアステアの
味付けを強くしているからかもネ!
ホンダ特有の柔らかいサスにもかかわらず、高速コーナーまでもガビーンと
曲がって行く特徴があればいいのだが、このバイクに関しては別次元の
ステータスで走ってくれということなのかな〜
7 タイヤの偏平が大きいため高速コーナーでタイヤがややよれる
感じがある。

現時点でのトラブル
1 エンジンの慣らし運転を十分にしなかったため、カムノイズが大きくなった。
2 リヤのショック廻りから、きしみ音が発生。 リンクブッシュやショツクの
ブッシュにシリコーングリスを添付しOKとなる。

ナチュラルセッティング&チューニング
A エンジン編
    1) とりあえず効率のよい集合マフラーに換えてみてください。
    120馬力前後出るはずです。
    ちなみにTSUNEBOUさんのは124PSでした。ゲッゲ〜ッ!!!
    2) 安いオイルを入れてぶっとばすと、なぜかNo3又はNo4エンジンの
    カムノイズが大きくなります。必ず高級オイルをいれましょうネ。
    カムノイズがすでに大きくなってしまった人にも
    対策はあります。落ちこまないで!!

B サス・タイヤ・フレーム編
    1) かっとばす人は、F:120/70ZR-17 R:180/55ZR-17 タイヤサイズに
    変更することを勧めます。コーナーがビシッときまります。
    2) Fフォークがやや固めなので規定量の560ccに対し10cc前後抜く。
    上記の変更に納得できな〜い方は、フオークオイル粘度を
    No15〜20番に変えて(ノーマルはNo10番)から10〜20cc
    抜くとよりコーナーがビシッときまるのです。
    初期型のイニシャル調整のないタイプのFフォークでは、
    上記のセッディングをしてもFフォークの沈み込みがあまく、
    サーキットではいまいちの旋回性能になるので、
    Fフォークスプリングの上にあるチクワ状のカラーを
    5mmほどカットしてみて下さい。
    3) 規定タイヤ空気圧(F:2.5Kg R:2.9Kg)では、いいグリップがでず、
    跳ねるだけなので、F:2.4Kg R:2.6Kgまで落としてみてください。
    この空気圧でサーキット走行しても問題ありませんヨ〜ン。
    4) 高速コーナーでハンドルの振れが気になる方は、
    Fフォークスタビライザーを付けてください。\13000〜18000円ぐらいです。

リッチセッティング&チューニング
<マイバイクの場合>

A:Fライトカウル

Nプロジェクト

\39800

B:ブレーキホース

アールズ(EAタイプ)

F\20000 R\10000

C:ブレーキパッド

フェロード(CPタイプ)

F\6000

D:Fフォークスタビ

コアース

\12800

E:マフラー

ストライカー(4-1レーシング)

\155000

F:ハンドルバー

ノーマル


G:バックステップ

WR'S

\37000

H:リミッターカット

ポッシュ

\4800

I:ホィール

モーリス (R:6J)

\158000

J:タイヤ(ミシュラン)

120/70-17 190/50-17
パイロットスポーツ

オープン価格

K:車高調整リンクロッド

プロト

\26800

L:リヤスプロケット

ISA(9R用)

\13500

M:エアクリーナー

純正


N:クリーナBox

加工済み


O:ノーマルキャブ時


mainjetのみ

P:競技用キャブ時

KEIHIN-41パイ

\160000

Q:競技用エアクリーナー

RAM-AIR製

1個\6000(2個使用)


A ライトカウルがあるだけで、高速での風圧がだいぶ変わります。
B 市販キットタイプは、全てホースが長めに製作されているため
  見栄えが悪くなるので、単品パーツから組み立てました。
C フェロード以外考えられませ〜ん。
D ステアリングダンパーを付ける前に、先にスタビライザを付けましょう。
  理由が分からない方はメールでどーぞ。
E CB1300はトルク型エンジンであるため、高回転域でのパワーを
  お望みの方は4-1タイプのほうがいいと思います。
  集合部の形状がきれいなタイプを選んだ方がいいよ!
F その人の体系や好みにもよりますが、
  私の場合は高速コーナー(160Km/h近辺)が好きなため、
  アップポジション系のハンドルではとても乗りずらく、逆に
  フラット系のハンドルがほしいのですが、フラット系のハンドルでは
  タンクやカウル&マスターシリンダーに干渉してしまうため、
  ノーマルを使用しております。
G 3ポジションでこの価格はお買い得です!
  コーナリングがイマイチ決まらないと言う方が多いですが、
  対策の一つとして、とりあえずバックステップでも入れてみて下さい。
  コーナーでのステップホールドが向上するため、ふんばりのある
  コーナリングができるはずです。
H Mパーツ製は結構不安定な部分があるので、いつもポッシュにしています。
I リヤホィールは5.0Jから6.0Jに変更
J ミシュランタイヤは減るのも早いし多少高いけど、
  飛ぶこと考えたら、結果的には安くつきます。
  現在はTXからパイロットスポーツに変更しました。
  Fタイヤ2.3Kg Rタイヤ2.5Kgにしています。
  タイヤのグリップが増したため、コーナーでリヤショックが
  フルボトム状態です。
K リヤホィールとタイヤの変更でリヤの車高が13mmほど下がるので、
  シビアなコーナリングを望むならこのパーツが必要だよ。
L エンジン回転がすぐにレブルるなか、リヤタイヤ直径が小さくなった分、
  よけいにレブってしまうので、ノーマルの41Tより37Tに変更しました。
M K&Nフイルターを付けてみた。フイルター面積は大きいが、
  空気取り入れ口がノーマルより小さいため、高回転域でのパワーが出ず、
  個人的に切れてしまい、その場で破壊した。ノーマルの使用がベストです。
  とりあえずノーマルのエアクリーナーの上に付いている網状のネット
  みたいなものをペンチなどで取り去ってください。
  この網状のネットを取り去るだけでも2〜3馬力は違ってきます。
N エアクリーナーエレメントを取りだすとクリーナーBOXの奥に
  プラスティツクで出来た白っぽいものが見えるはずです。
  CB1300は、エアクリーナーを通った空気がこの白いプラスティツク状の
  しゃへい物でさらに空気を絞られているため、さらにパワーダウンさせられて
  いるのです。私の場合は、このしゃへい物を出来るだけ取り除きました。
  方法としては、クギみたいな物をペンチではさみ、
  ハンドバーナーなどでクギを焼き、クリーナーBOXに焼けたクギを
  つっこんでこのしゃへい物を溶かして取ります。
O スローJET又はニードルジェツトのクリップ段数などはノーマルの状態
  でいいのですが、MainJetはノーマルの#110番から
  #112番(パーツNo:99101-GHB-1120)か
  #115番(パーツNo:99101-GHB-1150)に変更してください。
  そこそこの加速感が得られると思います。
  ノーマルキャブでの最終馬力は130PSでした。
P 競技用キャブのセッティングの場合、ライダーの好みや気温、気圧、湿度
  酸素濃度によってセッティングがかなり変わってくるため、
  だいたいの目安として参考にしてください。
(9月でのラムエアーフィルター装着時のデータとなります)
    (1)ニードル段数
       工場出荷時(標準)は上から4段目ですが
       6段目に設定
    (2)メインジェツト
       標準は160番ですが、175番に設定
       ケイヒンパーツを取り扱っていないお店であっても
       スズキのパーツが取れるのであれば、
       スズキの純正パーツとして取り寄せることができますので
       明記しておきます。

ジェツト番号

スズキパーツ品番

 170番

 09491-34010

 175番

 09491-35009

 180番

 09491-36008

 185番

 09491-37008

 190番

 09491-38011

 195番

 09491-39001

 200番

 09491-40013


    (3)スロージェツト
       標準は55番です。標準番号で使用中

    (4)パイロットスクリュー
       標準は1回転もどしの状態ですが、アイドリングが
       かなり濃いので1/2〜3/4回転もどしにしています。

    (5)メインエアージェツト
       標準は200番ですが、フイルターを装着しているため
       高回転域ではじゃつかん濃くなってしまうので、
       210番に変更

    (6)スローエアジェツト
       スクリータイプなので、標準は1回転もどしですが、
       7/8回転もどしに変更し、下でのアクセルのつきを
       じゃつかん良くしています。

    (7)加速ポンプ
       標準設定のままです。ここはよほどのこと意外は
       いじる必要はありません。

    一般に競技用のキャブを入れるといちぢるしく燃費が悪くなるので、
    ふかさないで走る時は燃費がよく、かつ、ふかして走る時は
    そこそこパワーがフラットに出るように味付けしてみました。
    セッティングする時間が十分にとれず、
    ベストのデータとは言えないかもしれませんが、
    そこそこ楽しく走れると思います。
    冒頭でも説明しましたが、季節や地域によってかなりセッティングが
    変わってきますので、プラグの焼けを見ながらセッティングしてください。
    ちなみに、プラグを外してみたときに
    プラグの中心電極近辺がカーボンで黒い時はメイン系が濃く、
    プラグのねじ山にあたる外周部分が黒い時はスロー系が濃いです。
    エアフィルターを外して走行する場合は、
    スロー系やメイン系をさらに濃い目にセットしてください。
当社の馬力測定では148PSでした。

  Q ノーマルのエアクリーナーBOXを取り外すことなく装着ができ、
    低回転から高回転にかけての吸入効率の変化が少なく、かつ、
    高回転域での空気吸入効率が良いので起用しました。
    雨の日は走らないため、フィルターオイルは付けていません。
    セッティングを間違いバックファイヤーを起こすと
    スポンジが燃えてしまう事があるみたいなので気をつけましょう。
    K&NフィルターとRAM-AIRフィルターでは
    キャブデータがかなり変わります。
    

 


現行のCB1300を乗られている方で、U型のFフォークとリヤサスがほし〜いって
 言う方のために、純正パーツによる組み替えリストを作成いたしました。

部品名

部品番号

希望小売価格

フロントダンパー・コンプ

51430-MBR-721

\14400

スプリング・カラー

51403-MBR-721

\220

フロントフォーク・イニシャルキャップ

51454-MW0-003

\1600

イニシャルキャップ・Oリング

91311-MR7-003

\120

イニシャルキャップ・Oリング

51496-MR7-003

\95

ラベル

91356-MW0-003

\110

リヤショック・アッシー

リヤ右ショック

52400-MBR-721

\44000

リヤ左ショック

52500-MBR-721

\44000