GSR250 徹底検証+走行インプレッション
このコーナーは随時更新していきます
各社の主要諸元比較
GSR250 CBR250 VTR250 Ninja250 全長(mm) 2145 2035 2080 2085 重量(kg) 183 161 161 168 馬力(PS)/rpm 24/8500 27/8500 30/10500 31/11000 燃費km(60km/h) 40 49.2 40 40 燃料タンク量(L) 13 13 12 17
主要諸元比較で気になる点としてGSR250が他社と比べて15kg以上重たいのは以下の3点が主な原因で、
(A) GSR250のマフラーが左右2本出しになっている。
(B) フレームの剛性を上げるためにフレームが肉厚になっている。
(C) エンジン剛性と静音のためにエンジンが肉厚になっている。
これはある意味欠点でもありまた同時に利点でもある。
メーカーがあえてそうした理由は後に詳しく記述します。
次にパワーが24馬力と一番低いが、実走行では90km/h/7000rpm、145km/h/11000rpmなので
走行自体に支障はないが、やはり低速での加速感は弱い。
<ライディングポジション編>
(D) またがった状態でステップが足に当たる、もう少し1cm後方にずらしてほしかった。
(E) さらにシート高も高いので立ちゴケしやすくなる(バックステップ、ローダウンシート発売予定)
(F) ハンドル位置が思いのほか高い位置にある(外国人の身長に合わせているのか?)
(G) ハンドルの絞り角度(ハンドルが後方に向く角度)は良いのだが、
(H) ハンドルの垂れ角度(ハンドルが水平方向より下向きになる角度)がやはり少ない。
(最近のバイクはハンドルの垂れ角度が小さいと言うかほとんどない機種が多いようだが・・)
ハンドルポジションが合わないと高速時でのカーブや交差点での右左折が非常につらくなる。
それはシート位置との関係で人間工学的に不自然なポジションとなるため
ハンドルに不自然な力と言うか余分な力がかってしまうのだ。
結果として手首や肩に負担がかりスナップを痛めたり、肩がはってしまうケースが多い。
実際、走行後は肩がはってしまった。
せめて、日本人向け用にハンドルの垂れ角だけでも付けてほしかった。
身長が180cm以上の体系でバランスがとれるハンドル位置だと思う(社外品ハンドル発売予定)
また、183kgという車重は750ccクラスに近く、バイクを出し入れするにはやはり重たい。
(社外品の軽量マフラーを入れることで10kgぐらいは軽くなる)
<実走行編>
低速コーナーから高速コーナー&低速度からレッドゾーンまでエンジンを回してのテストです!
(1) 実走行して最初に驚いたのはエンジン音が静かで、
手足に伝わる振動、フレームに伝わる振動が他社バイクとは比較にならないほど少ない事、
そのため長距離を走っていても疲れない。
前途した(B)と(C)の利点がここで生きているのと、エンジンの180度位相クランクと偶力バランサーとの
相乗効果が発揮されているのいだろう。
また、フレームの剛性を上げているため高速コーナーでの車体の振れがない。
実に安心してコーナーリングできます。
(2) 低速でのパワー不足感はあるものの、エンジンの吹け上り(回転上り)がレッドゾーンの11000rpmまで非常に早い。
しかもエンジン振動が少なく静かなためか、知らない間に11000rpmになっていたというシーンが何回もありました。
高回転域(8000rpm以上)ではパワーにパンチがあるためそこそこ楽しめます。
ロータリーエンジンのような回り方とパンチ力でおもしろかった。
この辺に「24馬力」という値だけでは読み取れない味付けが施されているのだと思う。
(3) 前後のサスペンションが柔らかめのセットで、低中速でのサスの跳ね上げはない。
それでいて高速コーナーでの腰くだけ感もなく確実にコーナーでねばってくれるサスです。
そのため標準装着しているタイヤの不安感もかなり少なく
よほどでない限りスポーツタイヤに変更する必要はないと思われます。
(4) 130km/h以上で走行した場合のヘルメットにかかる風圧状況・・・
GSR250特有のフロントフェンダーやヘッドライト形状などから起因するのか、
ヘルメット周りにかかる風圧が思ったより少なく、
さらに乱れた風がヘルメットに来ないせいかヘルメットが左右に振られにくい。
そのため高速時での視認性はノンカウルのなかでは意外と良い方だと思う。
(スズキで導入した風洞実験機でテスト開発したのかな?)
(5) メーカー指定空気圧は前後250KPa(2.55Kg/cu)となっています。
この値は数ヶ月期間タイヤ空気を入れなくてもよい安全度を上げた値なのですが、
体重64Kgの私が一人乗りした場合・・空気圧が高すぎてバイクが跳ねてしまいます。
いろいろと空気圧を変えて乗ってみましたが、
フロントタイヤ空気圧 196KPa(2.00Kg/cu)〜205KPa(2.10Kg/cu)
リヤタイヤ空気圧 205KPa(2.10Kg/cu)〜215KPa(2.20Kg/cu)
上記空気圧が低速から高速までサスペンションとの相性が一番感じが良い空気圧でした。
バイクのタイヤは自動車より空気の減るのが早いので、
指定空気圧より低めに設定している場合は、走行前に必ず空気圧点検をしてください。
<総論>
他のバイクにも言える事なのですがスポーティーな走りも堪能したいのであれば、
まずハンドル(ハンドル位置がもっと低くハンドル垂れ角度のあるもの)を変更することを勧めます。
ハンドル形状を変えることで走行がもっと楽になります。
よりスポーティーな走りを望むのであれば、さらにバックステップが必要でしょう。
バックステップの装着によりステップ荷重が増し、さらに旋回性能が向上します。
250ccのバイクとしては重たいのですが、その重たさが逆に中高速域での安定性につながっており、
どっしりとした走行安定感がありました。
外見も600cc並みの大きさで迫力があります。
車で言えばワンランク上の高級車のような安定性を持っていると思ってください。
エンジンオイルを5w-30の柔らかめの高級オイルを入れることでエンジンレスポンスも良くなり
もっと軽快な走りが出来ました。
GSR250をエンジンの馬力値だけで見ると24馬力という値は非力にしか見えませんが、
トータルバランス(エンジン・サスペンション・フレームのバランスを徹底追及)が良いため、
そこそこスポーティーな走りも可能となっています。
(一般的にツーリングバイクはカテゴリーや設計上の問題により、高回転域でのエンジンのパワー不足や
フレームのよじれからくる振動や挙動などでスポーティーな走りは望めないケースが多いです)
60〜70km/hで走っているのが実に楽で気持ち良く、長旅に出たくなると言うか、
ずーっと走っていたいと思わせるバイクでした。
<ドレスアップパーツ>
(A) ハンドル編
GSR250で一番気になったハンドル形状をとりあえず変更してみた。
(ハンドル垂れ角を約11度、絞り角を前方に約2度もどし。左:ノーマルハンドル 右:変更ハンドル)
変更後の感想として・・
ハンドル垂れ角が多めにつき、手首や肩にかかる負担がなくなた理由から
バイクを押すのが楽になり、当然バイクの出し入れも非常に楽になった。
また、交差点の右左折や峠のコーナーリングも
想像以上に楽(よりニュートラルなハンドリング)になった。と言うか
自然とコーナーに吸い込まれる感じで、何も考えずにより安定して曲がって行きました。
これならカーブが苦手な初心者ライダーでも必ず楽しくなります。
身長の低いライダーでもローダウンシートとの組み合わせで完璧問題解消です。
追伸)
加工取付には2時間ほどかかりました。個人でのハンドル変更は危険です。
社外製の専用ハンドルは発売予定中とのこと・・
(B) マフラー編
スズキと言えば定番のヨシムラ製マフラーをチョイスしてみました。
ノーマル重量9.7kg(実測値) SMSタイプ重量2.8kg
![]()
左側のサイレンサーを外すとメインスタンドが飛び出しているように見えるので
メインスタンドを外してしまいました。
左側サイレンサー根元にある排気出口は付属品でメクラフタをしますが、
メインスタンドストッパーはメクラフタの脱落防止ステーにもなっているので
取り付けておきます。
アイドリング時のサウンドはかなり低音で驚きました。
ギヤがニュートラルでエンジンをふかしてみると
4気筒のような連続したサウンドでした。
実走行はまだしていないので後日記入します。
メインスタンドを外した場合のチェーンメンテナンスや
リヤホィール廻りを洗車をする場合は、
ジャッキをメインスタンド取付ステー(フレーム側)の
根元下側にのせます。
フレームが傷つかないようにゴムなどを介した方がベストです。
(B) バックステップ編
スズキと言えばやはり定番のアグラス製をチョイスしてみました。
写真を撮る位置が微妙にズレているのでだいたいの目安にしてください。
ステップは4ポジションタイプ(4箇所の位置で調整できる)で、
一番下の一番後ろにセットした写真です。
左の写真は上から見た場合で、
左がアグラス製バックステップ、右はノーマルです。
ステップが従来より後方に位置しているので、
またがった状態で足がステップに当たるうっとうしさは
たいぶん軽減しました。
私がまたがった感じではこの位置かなと思い
とりあえず固定しました。
実走行してみないとまだはっきりとは決められません。